代表取締役社長 中野里 陽平
本社所在地 | 東京都中央区築地2丁目11番25号 |
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設立 | 1965年(創業1924年) |
──入会のきっかけは何でしたか?
「私が31歳の頃、会社は多額の有利子負債を抱え、存続か整理かの瀬戸際に立たされていました。当時会長だった父は、既に倫理法人会で学んでおり、『捨我得全』の教えを実践。暖簾の信用を残す代わりに、一族の全資産を手放すという苦渋の決断を下しました。
この潔い判断が、事業再生への第一歩でした。父と共に取引銀行へ事業継続の計画を訴え続け、私を後継者として認めてもらえたのです。倫理の学びがなければ、この選択と行動はできなかったと確信しています。
再生の道のりは平坦ではありませんでしたが、倫理で学んだ『苦難福門』の精神を支えに前進し続けました。店舗運営の改善、人材育成、経営の透明化に取り組み、創業100周年を迎える今では、経営環境は大きく好転しています。
日々の学びと実践が、いざという時に“正しい選択”を可能にすることを、身をもって体験しました。
倫理法人会は経営手法だけを学ぶ場ではありません。日常の小さな実践を積み重ねることで、いざという時に迷わず決断できる“心の基準”を身につけられます。
多様な業種の経営者が集まり、互いの経験を分かち合い、励まし合える環境は、厳しい局面を乗り越える力になります。
経営者であれば、必ず人生の岐路に立つ瞬間があります。そのとき、自信を持って決断できるかは、日頃の学びと実践次第です。倫理法人会は、その“備え”を日常的に培える場です。迷っているなら、まずは一度、モーニングセミナーに参加してみてください。
これからも『町寿司』として、手頃な価格で本物の江戸前寿司を提供し続けます。同時に、玉寿司大学を通じて職人を育成し、日本の寿司文化を次世代・海外へと広げていきます。
そして、どのような時代の変化や試練が訪れても、“捨我得全”の精神を忘れずに、社員とその家族、そしてお客様を守る経営を続けます。
貴重なお話をありがとうございました!